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サ行が濁る(歪む)のですが、どうしたらよいのでしょうか? [2002.06.17
つくる/聴く]
ご質問頂きました。 去年末にortofon
nightclubを買ったのですが、ナゼか音が歪みます。 nightclub
E/Sどちらもです。 ただ、全てのレコードがそうなのではなく盤によってです。
具体例1: sade/by
your
side
(naked
music
remix) side:
aのイントロ、数小節のドラムのキックがかなり歪んで使えない。 ブートなので参考にはならないかもしれませんが・・・。
具体例2: mondo
grosso/star
suite
(danny
krivit
edit) これは曲の一番最後にゴスペル調のアカペラになるのですが、最後の方だけで頭の方は大丈夫ですので、「内周歪み」ってヤツですかね?試しにT.T.からamp.へ直で接続しても同じでした。
shure
M44Gだと問題なかったのにナゼでしょう?具体例1、2ともM44Gだと気になりません。 あまりにひどいので説明書を読み直してT.T.のセッティングをやり直してもダメでした・・・。 -武田様
サ行が濁る(歪む)のですが、どうしたらよいのでしょうか? -Sara
Moriizumi様
ボーカルのサ行やタ行が歪むのには、どう対処すればいいのか?これは元音(生声)の特定の周波数域が飛び出てパワフルなために起こります。大抵
5kHz〜6kHz
あたり。「スィ」とか「チ」とか
CD
でも歪みっぽく聞こえることがありませんか?
対処法としてはミックス前にディエッサー(ボーカル歯音やシンバル歪みに特定したリミッターエフェクター)をかける、マスタリング時に5kHz〜6kHzあたりを下げる、などなど。
以上でデジタルアナログ問わず、ボーカル歪みは軽減出来ますが、アナログならではの歪みというのもあります。
例えば、再生カートリッジの共振。特にエコー/リバーブがかったボーカルで起こりがち。ボーカル以外でも起こります。これは、高音域の細かい溝の揺れと、再生カートリッジが共振してしまい、針先が正確に溝をなぞらず溝の頭でバウンドしている感じ。
これは再生カートリッジの重さや形状に大きく影響されます=特定のカートリッジでは歪む、ということがあり得ます。ご理解いただけていると思いますが、歪んだからダメな針、歪まないからいい音、というわけではありません。SHURE
M-44G
ならば歪まなかった、とのことですが、これにはもう一因あります。海外のカッティング現場において、MMカートリッジのリファレンスに
M-44G
が用いられていること。
武田様、Sara
Moriizumi様、ご質問ありがとうございました。
参照:CORGIE
CORNER
-
Music
-
Phono
Cartridge MM
カートリッジと
MC
の違いについて:
Analog
Audio
Maniacs@Auxtracker
-Helikz
ちなみに僕は、MCカートリッジ
"DENON
DL-103"
で音をつくり、最終的にMMカートリッジ
"Ortofon
Night
Club
E/S"
で歪みの確認をしてます。世の中95%がMMカートリッジを使用しているのになぜ?かといえば、MMカートリッジは総じて個性豊かでして、どれかに特定するのが難しいからです。自宅では
NightClub
E
使ってますけど、それ一本に特化してギリギリを攻めるのは、他のカートリッジで再生するとき大いに危険。DL-103
は、アナログ全盛時代からリファレンスに用いられてきた一品。YAMAHA
NS-10M的「標準」。
全く歪まない音を目指すと、恐ろしくレベルが下がることがあります。この場合、歪みが不愉快でなければそのまま残すこともあります。不愉快の基準は、 ・歪みの原因となる音と違う定位で鳴る ・曲中「またひずむんじゃないか」とリスナーを不安にさせる ・延々歪みっぱなし など。
-酒井和郎
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